小さな子どもがいると、部屋をきれいに保つのは本当に大変です。
片付けたそばからおもちゃが出てくる。
洗濯物をたたむ時間がない。
キッチンもリビングも、気づけば物でいっぱい。
そんな毎日が続くと、「私は片付けが苦手なんだ」「ちゃんとできない自分が悪いのかな」と落ち込んでしまうこともありますよね。
でも、小さな子どもを育てながら家を整えるのは、想像以上にエネルギーが必要です。まずは自分を責めすぎず、できるところから少しずつ始めていきましょう。
小さな子どもがいると部屋が片付かないのは普通

小さな子どもがいる家庭では、部屋が散らかるのはめずらしいことではありません。
育児中は、まとまった片付け時間がなかなか取れません。赤ちゃんのお世話、食事の準備、洗濯、寝かしつけなど、毎日やることが次から次へと出てきます。
さらに、子ども服・おもちゃ・おむつ・育児用品など、家の中の物も自然と増えやすくなります。
疲れていると、「これは捨てていいのかな」「どこにしまえばいいのかな」と考える力も落ちてしまいます。だから、片付けが進まないのは意志が弱いからではありません。
まずは、「今は大変な時期なんだ」と受け止めることが大切です。
まず片付けるべき場所の優先順位
どこから片付ければいいかわからないときは、暮らしやすさに直結する場所から始めましょう。
おすすめの順番は次の通りです。
1. 床の上

最初に片付けたいのは、床の上です。
床に物が多いと、歩きにくくなりますし、小さな子どもがつまずいたり、落ちている物を口に入れたりする心配もあります。
まずは完璧を目指さず、床に落ちている明らかなゴミや服、おもちゃを1か所に集めるだけでも十分です。
2. 食事をする場所
次に整えたいのは、食事をするテーブルまわりです。
テーブルの上が少しでも空くと、ご飯を食べる準備が楽になります。家族で座れる場所があるだけで、気持ちも少し落ち着きます。
3. 寝る場所
寝室や布団のまわりも大切です。
疲れているときほど、安心して眠れる場所が必要です。ベッドや布団の上に服や荷物がある場合は、まず別の場所に移動させましょう。
4. キッチンの作業台
キッチンの作業スペースが空いていると、料理や片付けがしやすくなります。
全部をきれいにしようとしなくても大丈夫です。まずはまな板を置けるスペースだけ作る、という小さな目標で始めてみましょう。
5. 玄関まわり
玄関は家の出入りをする場所です。
靴や荷物でいっぱいだと、出かける前から疲れてしまいます。よく履く靴だけを出して、それ以外はしまうだけでもすっきりします。
家事と育児の時間を確保する
片付けを始める前に、少しでも時間と体力を確保することも大切です。
小さな子どもがいる時期に、すべてを自分ひとりで完璧にこなすのはとても大変です。家族に頼れることがあれば、遠慮せず頼ってみましょう。
「片付けを手伝って」と言いにくい場合は、「子どもを30分見ていてほしい」「洗濯物を取り込んでほしい」など、具体的にお願いすると伝わりやすくなります。
寝かしつけのあとに片付けようと思っていても、一緒に寝てしまうことはありますよね。その場合は、無理に起きようとせず、休むことを優先しても大丈夫です。
体が少し回復すると、翌朝に5分だけ動けることもあります。
子育て中の片付けでやってはいけないこと
片付けを始めるときに、気をつけたいことがあります。
まず、一気に全部片付けようとしないことです。家中を一日できれいにしようとすると、途中で疲れてしまい、かえって嫌になってしまいます。
また、最初から完璧な収納を目指す必要もありません。収納グッズを買う前に、まずは物を減らすことが先です。
物が多いまま収納を増やすと、見た目は一時的に整っても、またすぐ散らかりやすくなります。
そして何より、自分だけで抱え込まないこと。片付けは家族みんなが暮らしやすくなるためのものです。できる範囲で協力してもらいましょう。
片付けを続けるためのマインドセット
片付けで大切なのは、完璧にやることではなく、少しずつ続けることです。
「今日は床のゴミを拾えた」
「洗濯物を1か所に集められた」
「テーブルの上を少し空けられた」
これだけでも立派な前進です。
後回しにすると、物も気持ちもどんどん重くなってしまいます。だからこそ、1分でもいいので今できることをひとつだけやってみましょう。
「私は片付けられない」と決めつけなくて大丈夫です。今は忙しくて疲れているだけかもしれません。
子どもがいてもできる具体的な片付け方
おすすめは、朝にその日のミッションを3つだけ決めることです。
たとえば、
- 床のゴミを拾う
- 洗濯物をカゴに入れる
- テーブルの上を半分だけ空ける
このくらい小さな内容で大丈夫です。
3つが多いと感じる日は、1つだけでもかまいません。大切なのは、毎日少しずつ家の中を動かしていくことです。
また、床に物を置かないことを意識すると、部屋はかなりすっきり見えます。迷った物は一時置き場にまとめて、あとで判断しても大丈夫です。
5分でできる片付けリスト

忙しい日は、5分だけ片付けてみましょう。
- 床のゴミを拾う
- 洗濯物を1か所に集める
- おもちゃを箱に戻す
- キッチンカウンターを少し空ける
- 明らかなゴミだけ捨てる
- テーブルの上の物をまとめる
- 玄関の靴をそろえる
5分でも、毎日続けると部屋の印象は少しずつ変わります。
子ども服を減らす基準
子ども服は増えやすい物のひとつです。
減らすときは、次のような服から見直してみましょう。
- サイズアウトした服
- 汚れや傷みが目立つ服
- 着せにくい服
- 似たような服
- 子どもが嫌がる服
「いつか着るかも」と思う服もありますが、今の暮らしで使っていないなら、手放す候補にしてもよいでしょう。
服が減ると、洗濯物の管理も楽になります。
おもちゃを減らす基準
おもちゃも、気づかないうちに増えていきます。
まずは、壊れているおもちゃやパーツが足りないおもちゃから手放しましょう。
最近遊んでいないおもちゃ、音が大きくて親のストレスになっているおもちゃ、管理しきれない量のおもちゃも見直し対象です。
子どもが大切にしている物まで無理に捨てる必要はありません。まずは明らかに使っていない物から減らすと、進めやすくなります。
片付けてもすぐ散らかるときの対策
片付けてもすぐ散らかる場合は、物の定位置が決まっていないことがあります。
おもちゃはこの箱、服はこのカゴ、保育園グッズはこの棚、というように置き場所を決めてみましょう。
子どもでも戻しやすい収納にすることも大切です。ふた付きの箱より、ポンと入れられるカゴのほうが続きやすい場合もあります。
また、毎晩リセットする場所を1つだけ決めるのもおすすめです。たとえば「テーブルの上だけ」「床だけ」と決めると、負担が少なくなります。
家族に片付けを手伝ってもらうコツ
家族に頼むときは、できるだけ具体的に伝えましょう。
「片付けて」だけだと、相手は何をすればいいかわからないことがあります。
「おもちゃをこの箱に入れてほしい」
「子どもを見ていてくれる間に洗濯物を片付けたい」
「週末に30分だけ一緒に床の物を片付けたい」
このようにお願いすると、協力してもらいやすくなります。
夫の在宅時間や週末をうまく使うことも大切です。片付けそのものを手伝ってもらえなくても、子どもを見てもらえるだけで助かります。
汚部屋を防ぐために物を増やさない工夫
部屋を片付けるには、物を減らすだけでなく、増やさない工夫も必要です。
服を買う前に、今ある枚数を確認しましょう。似たような服があるなら、買わなくても足りるかもしれません。
おもちゃも、誕生日やイベントのときだけ増やすなど、タイミングを決めておくと管理しやすくなります。
無料でもらえる物も、必要なければ断って大丈夫です。収納に入らない物は持たない、と決めるだけでも部屋は散らかりにくくなります。
まとめ:小さな子どもがいる家は少しずつ片付ければいい
小さな子どもがいる時期は、部屋が散らかりやすくて当然です。
だからこそ、完璧を目指すのではなく、まずは床の上から少しずつ始めてみましょう。
1日5分でも、ひとつだけでも大丈夫です。服やおもちゃを少しずつ減らしていくと、家事も片付けもだんだん楽になります。
今日できる小さな一歩から、無理なく始めてみてください。
よくある質問
子どもが小さいうちは片付けを諦めてもいい?
完全にきれいな部屋を目指す必要はありません。ただ、安全に過ごせるように、床の上や食事スペースだけは少しずつ整えていくと安心です。
夫が協力してくれない場合はどうする?
「片付けて」ではなく、「子どもを15分見ていてほしい」「ゴミ袋を出してほしい」など、具体的にお願いしてみましょう。
おもちゃを捨てると子どもが泣くときは?
子どもが大切にしている物は無理に捨てなくて大丈夫です。まずは壊れている物、遊んでいない物、大人が管理しきれない物から見直しましょう。
片付ける時間が本当にないときは?
5分だけで大丈夫です。ゴミを拾う、洗濯物を集める、おもちゃを箱に入れるなど、小さな作業をひとつだけやってみましょう。
まず服とおもちゃ、どちらから減らすべき?
目に見えて多いほう、管理が大変だと感じるほうから始めるのがおすすめです。迷う場合は、床に散らかりやすい物から片付けると効果を感じやすいです。

