赤ちゃんや小さな子どもがいる暮らしでは、家の中が散らかりやすくなります。おむつ、着替え、おもちゃ、絵本、食事まわりの道具など、必要なものが少しずつ増えていくからです。
さらに、子どものお世話をしながら家事をしていると、片付けまで手が回らない日もありますよね。
「前はもう少しきれいにできていたのに」
「どうしてすぐに部屋がごちゃごちゃするんだろう」
そんなふうに感じることがあっても、自分を責めなくて大丈夫です。子育て中の家は、暮らしの変化に合わせて物が増えやすい時期です。まずは、完璧を目指すより、今の暮らしが少し楽になることを大切にしていきましょう。
子育て中に家が散らかりやすい理由

子育て中に片付けが進みにくいのには、いくつか理由があります。
まず、まとまった時間が取りにくいことです。片付けを始めたと思ったら、子どもに呼ばれたり、食事の準備が必要になったりします。自分のペースで一気に進めるのは、なかなかむずかしいものです。
また、子どもの成長に合わせて必要なものが変わります。少し前まで使っていたものが急に使わなくなったり、新しく必要なものが増えたりします。子ども用品は入れ替わりが早いため、気づくと家の中に使っていないものが残りやすくなります。
さらに、「また使うかもしれない」と思うものも多いです。子ども服、育児グッズ、仕事用の服、料理本などは、すぐに手放す判断がしにくいですよね。
まずは「今の暮らしに合っているか」で考える
子育て中の片付けで大切なのは、無理にたくさん手放すことではありません。今の暮らしに合っているものを選び、毎日を少し使いやすくすることです。
たとえば、今着ていない服がクローゼットをいっぱいにしていると、服を選ぶたびに時間がかかります。使っていない料理本がキッチンに並んでいると、よく使うものが取り出しにくくなります。
そんなときは、次のように考えてみましょう。
「これは今の生活で使っているかな?」
「これがあることで、家事がしやすくなっているかな?」
「今の自分に合っているかな?」
このように考えると、残すものと手放すものを選びやすくなります。
子育て中に見直しやすいもの

最初から思い出の品や大切なものを整理しようとすると、迷ってしまいます。まずは、判断しやすいものから始めるのがおすすめです。
今着ていない服
出産前に着ていた服や、以前の仕事用の服は、残すか迷いやすいものです。
ただ、今の生活でほとんど着ていない服が多いと、クローゼットが使いにくくなります。全部を手放す必要はありませんが、今の体型や好みに合わないもの、着る機会が思い浮かばないものは見直してみましょう。
きちんとした場面で使えそうな服を数点だけ残すなど、量を決めると管理しやすくなります。
使っていない料理本
料理本は、今よく使っているものだけを残すと、キッチンがすっきりします。
何年も開いていない本や、今の食事作りに合わない本は、一度見直してみましょう。よく使う本だけが残ると、料理をするときにも手に取りやすくなります。
サイズが合わなくなった子ども服
子ども服は、気づかないうちに増えていきます。
サイズが合わなくなった服、着せにくい服、出番が少ない服は、まとめて見直すと整理しやすくなります。思い出として残したい服は、数枚だけ選ぶと無理なく保管できます。
増えすぎたおもちゃ
おもちゃは、収納に入る分だけと決めると増えすぎを防ぎやすくなります。
よく遊ぶものを取り出しやすい場所に置き、あまり使っていないものは別の場所に移して様子を見ます。しばらく出番がなければ、手放す候補として考えやすくなります。
手放すか迷ったときの考え方
ものを手に取ったとき、「まだ使える」「いつか使うかもしれない」と思うと、なかなか決められません。そんなときは、次の質問をしてみてください。
近いうちに使う予定がある?
「いつか」ではなく、具体的に使う場面が思い浮かぶかを考えます。使う予定がはっきりしないものは、今の暮らしには合っていないかもしれません。
今の自分に合っている?
服や持ち物は、暮らし方や好みによって合うものが変わります。以前はよく使っていたものでも、今の生活では出番が少なくなることがあります。
同じようなものを持ちすぎていない?
似た服、同じ用途のバッグ、使い道が重なるキッチン用品などは、数を減らしても困りにくいものです。一番使いやすいもの、一番気に入っているものを残すと、毎日の選択が楽になります。
家族に反対されたときはどうする?
片付けをしていると、家族から「まだ使えるのに」「残しておけば?」と言われることがあります。
そんなときは、まず自分のものから始めましょう。家族のものを勝手に手放すと、気持ちのすれ違いが起きやすくなります。
自分の服、自分の本、自分の持ち物を少しずつ整理して、家が使いやすくなる様子を見せると、家族も受け入れやすくなります。
迷うものは、一時保管ボックスに入れて期限を決めるのもよい方法です。「3か月使わなかったら見直す」など、簡単なルールを作ると判断しやすくなります。
子育て中でも続けやすい片付けの進め方

子育て中は、長い時間をかけて一気に片付けようとしなくて大丈夫です。短い時間で少しずつ進めるほうが続けやすくなります。
おすすめは、1日5分だけ片付けることです。引き出し1つ、バッグの中、洗面台の一部など、小さな場所から始めましょう。少しでも整うと、次の片付けに取りかかりやすくなります。
また、「手放すものを探す」より、「今使うものを選ぶ」と考えると気持ちが楽になります。今の暮らしに必要なもの、使っていて気分がいいもの、手に取りやすいものを選んでいくと、自然と使っていないものが見えてきます。
子どもが小さいうちは、いつもきれいな部屋を保つのはむずかしいものです。完璧を目指すより、「前より少し使いやすくなった」「探しものが減った」くらいで十分です。
片付けで気をつけたいこと
子育て中の片付けでは、無理をしすぎないことが大切です。
気持ちに余裕がない日に大量に片付けようとすると、途中で疲れてしまったり、判断に迷ったりします。そんな日は、小さな場所を1つ整えるだけでも十分です。
また、収納用品を先に増やすのは避けたほうがよいでしょう。ものを見直す前に収納を増やすと、使っていないものまでしまい込んでしまうことがあります。
まずは今あるものを見直し、そのあとで本当に必要な収納を考えると、家の中が整いやすくなります。
よくある質問
赤ちゃん用品はいつ見直せばいい?
使わなくなったタイミングで見直すのがおすすめです。今後使う予定があるものは、状態がよく、保管しやすいものだけを選ぶと管理しやすくなります。
仕事用の服は残したほうがいい?
全部を残す必要はありません。きちんとした場面で使えそうな服を数点だけ残すと、クローゼットが使いやすくなります。
子どもの思い出の品はどうする?
無理に手放さなくて大丈夫です。ただし、すべてを残すと管理が大変になるので、箱1つ分など量を決めて残すと安心です。
まとめ
子育て中に家が散らかるのは自然なことです。片付けが思うように進まなくても、自分を責める必要はありません。
大切なのは、今の暮らしに合うものを選び、毎日を少し使いやすくすることです。
まずは、今着ていない服、使っていない料理本、サイズが合わなくなった子ども服など、見直しやすいものから始めてみましょう。
1日5分でも大丈夫です。小さく整えていくことで、家も気持ちも少しずつ軽くなっていきます。

