子どもが自分でできる身支度コーナー|朝の準備をラクにする作り方

子どもが自分で服やバッグを取れるように整えた、明るい身支度コーナーのイラスト 子どもの片づけ

朝の支度で、「早く着替えて」「靴下はどこ?」「バッグの準備した?」と何度も声をかけていると、朝から親のほうが疲れてしまいますよね。

子どもに自分でやってほしい気持ちはあるけれど、子どもにとって高い所に服があったり、引き出しが重かったり、ハンカチや靴下があちこちに分かれていたりすると、子どもだけで用意するのはむずかしくなります。

朝は水筒、連絡帳、朝ごはん、洗濯物。親も同時にいろいろしているので、毎回「ママどこ?」と呼ばれると、出発前からぐったりします。

大切なのは、立派な収納を作ることではありません。子どもが自分で取れて、戻しやすくて、明日の準備をしやすい場所を作ることです。

この記事では、子どもが自分で身支度しやすくなるコーナーの作り方を、家にあるものでできる形をまとめます。

身支度コーナーは、子どもが迷わず動ける場所にする

玄関近くのフックから子どもがバッグや上着を自分で準備している様子

子どもが朝の準備をしないとき、つい「やる気がないのかな」と思ってしまうことがあります。

でも実際には、どこから始めたらいいのか、何を持てばいいのかが見えていないだけかもしれません。

服は寝室、靴下は別の引き出し、ハンカチは洗面所、バッグは玄関。こんなふうに場所が分かれていると、大人でも面倒になりますよね。

身支度コーナーは、子どもを急がせるためではなく、子どもが自分で用意しやすくするための場所です。

最初からきれいな棚を作らなくても大丈夫です。毎日使うものだけを、子どもの手が届く場所に集めるところから始めてみましょう。

身支度コーナーを作る前に見直したいこと

身支度コーナーを作るときは、収納用品を買う前に、まず置く場所と量を見直すと失敗しにくくなります。

「どこに置けば子どもが取りやすいかな」「朝の動きに合っているかな」と考えるだけでも、かなり変わります。

置く場所は、朝よく通るところにする

身支度コーナーは、子ども部屋よりも、リビング、ダイニング、玄関近くなど、朝に親子がよく使う場所が向いています。

朝は親も家事や出発準備でバタバタします。別室まで見に行かないと準備できない場所にすると、結局「ママ来て」「どれ着ればいい?」が増えてしまいます。

親が声をかけやすく、子どもも自分で取りに行きやすい場所にすると、見守りながら少しずつ任せやすくなります。

高さは、子どもの手が届くところにする

大人にとって使いやすい場所と、子どもにとって使いやすい場所は違います。

毎日使う服、靴下、ハンカチ、園バッグ、ランドセルまわりのものは、子どもの胸から腰くらいの高さにあると扱いやすいです。

背伸びをしないと届かない場所や、引き出しが重い場所だと、子どもはそこで止まります。

反対に、季節外の服や予備の小物など、毎朝使わないものは上の段や別の場所で大丈夫です。

置く量は、選べるけれど迷わないくらいにする

子どもに選ばせたいと思って服や小物をたくさんコーナーに出しておくと、かえって迷ってしまうことがあります。

平日の朝に置く量は、2、3日分くらいでも十分です。

靴下が多すぎて選べない、ハンカチがいくつもあって決まらない。そんなときは、出しておく数を減らしてみます。

選択肢が少ないほうが、子どもは決めやすくなります。

子どもが自分で使いやすい身支度コーナーの作り方

子どもが自分で取れる高さに服や靴下を分けて置いた身支度コーナー

身支度コーナーは、細かく分けすぎないほうが続きやすいです。

きれいに並んでいることより、子どもが見てすぐわかることを優先しましょう。

服、靴下、ハンカチを近くに置く

朝によく使うものは、できるだけ近くにまとめます。

  • 靴下
  • ハンカチ
  • ティッシュ
  • 園バッグやランドセルに入れるもの

全部をひとつの棚に入れなくても大丈夫です。かご、引き出し、フックなど、家にあるものを使って、子どもが取りやすい場所に置きます。

「ここを見れば朝用意するものがある」と子どもがわかるだけで、親の声かけも減ります。

ラベルは文字だけにしない

まだ文字を読むのがむずかしい年齢なら、ラベルは絵や写真でも大丈夫です。

靴下の写真、ハンカチの絵、バッグのマーク。ぱっと見てわかるものにすると、子どもも迷いにくくなります。

小学生なら、短い文字で「くつした」「ハンカチ」「学校」くらいにしておくと見やすいです。

ラベルを作るのが大変なら、最初はマスキングテープに手書きでも十分です。

戻す場所はざっくりでいい

子どもが使う場所は、細かく分けすぎると戻しにくくなります。

靴下はこのかご、ハンカチはこの箱、上着はこのフック。これくらいざっくりで大丈夫です。

引き出しの奥にしまうより、ぽんと入れられるかごのほうが続くこともあります。

子どもが戻しやすい形にすると、親が毎回直す手間も減ります。

家にあるもので始める身支度コーナー

身支度コーナーは、新しい棚を買わなくても始められます。

まずは家にあるものを使って、試してみるのがおすすめです。

かごをひとつ置く

いちばん始めやすいのは、身支度用のかごをひとつ作ることです。

翌日に使う服、靴下、ハンカチを前日の夜に入れておきます。

朝になったら、子どもはそのかごを見るだけで準備ができます。

忙しい朝に「どこ?」が減ると、親の気持ちがラクになります。

フックを低い位置につける

バッグや上着は、子どもの手が届く高さにフックをつけると扱いやすくなります。

床に置きっぱなしになりやすいものも、かける場所があると戻しやすくなります。

玄関近くやリビングの端など、朝の流れに合う場所にひとつあるだけでも便利です。

曜日ごとの準備は小さく分ける

保育園や小学校では、曜日によって持ち物が変わることがあります。

体操服、給食袋、上履き、絵本バッグ。毎回親が思い出して声をかけるのは大変ですよね。

そんなときは、曜日ごとの小さなメモを貼っておくと見直しやすくなります。

「月曜は上履き」「水曜は体操服」くらいの短いメモで大丈夫です。

朝の支度を少しラクにする使い方

前日の夜に親子で翌日の服や持ち物をかごに準備している様子

身支度コーナーは、作ったら終わりではありません。

朝の様子を見ながら、子どもが使いやすい形に少しずつ見直していくと、便利なコーナーが作れます。

前日の夜に少しだけ準備する

朝に全部やろうとすると、親も子どももバタバタします。

前日の夜に、服と靴下だけかごへ入れておく。ハンカチだけバッグの近くに置いておく。

これくらいでも朝の負担は変わります。

夜も疲れている日は、全部できなくて大丈夫です。ひとつだけでも準備できていれば、朝、お母さんがラクになります。

できたことを言葉にする

子どもが自分で靴下を取れた、バッグをフックに戻せた、ハンカチを選べた。

そんな小さなことも、言葉にして伝えると子どもに残りやすいです。

「自分で取れたね」

「バッグを戻せたから、明日の朝に探さなくていいね」

「ハンカチを入れられたね」

大げさにほめなくても、できたことをそのまま言うだけで十分です。

うまくいかない場合は場所を見直す

身支度コーナーを作っても、すぐにはうまくいかない日こともあります。

子どもが使わないのは、やる気の問題ではなく、場所が合っていないのかもしれません。

遠い、見えにくい、取りにくい、量が多い。どこかひとつ見直すだけで使いやすくなることがあります。

うまくいかない日があっても大丈夫です。親子で使いながら、少しずつ合う形にしていきましょう。

よくある質問

身支度コーナーは子ども部屋に作ったほうがいいですか?

朝の準備に使うなら、子ども部屋よりもリビングや玄関近くのほうが使いやすいことがあります。

特に小さいうちは、親の目が届く場所のほうが声をかけやすく、子どもも安心して動けます。

きょうだいがいる場合はどう分ければいいですか?

きょうだいで使うものが混ざりやすい場合は、かごやフックを人別に分けるとわかりやすいです。

名前、色、マークなど、子どもが見てわかる目印をつけると、自分の場所を覚えやすくなります。

子どもが結局使わないときはどうしたらいいですか?

まずは場所と量を見直してみましょう。

子どもが取りにくい高さではないか、出しているものが多すぎないか、朝の動きに合っているかを見ると、直しやすいところが見つかることがあります。

最初から全部任せなくて大丈夫です。靴下だけ、ハンカチだけ、バッグだけと、小さく始めてみましょう。

まとめ:身支度コーナーは、朝の親子を少し助けてくれる

子どもが自分で身支度できるようにするには、立派な収納を作る必要はありません。

毎日使うものを、子どもが取りやすい場所に置く。戻す場所をざっくり決める。前日の夜に少しだけ準備する。

それだけでも、朝の「ママどこ?」が減っていきます。

  • 朝よく通る場所に作る
  • 子どもの手が届く高さに置く
  • 置く量を少なめにする
  • ラベルや写真でわかりやすくする
  • うまくいかない時は場所を見直す

子どもが自分でできると、親の朝の気持ちもラクになります。

最初は靴下ひとつ、ハンカチひとつからで大丈夫です。家の中で見直しやすいところから、少しずつ始めてみましょう。

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