子どもが巣立った後の子ども部屋。
本人に聞くと「もう使わないけん、捨てていいよ」とあっさり言われることもありますよね。
でも、親のほうはそう簡単に捨てられない。
ランドセル、教科書、制服、部活の道具、小さい頃に使っていたもの。子どもにとっては「もういらないもの」でも、親にとっては、その頃の毎日まで一緒に残っている気がするんです。
私も気になって考えてみたのですが、子ども部屋の片付けは、いきなり全部を捨てるより、まずは「今の暮らしに合わせて少しずつ見直す」くらいでいいと思います。
子どもはあっさりしていても、親はすぐ捨てられない
子どもが家を出たり、進学や就職で生活の場所が変わったりすると、子ども部屋だけが昔のまま残ることがあります。
本人はもう前を向いていて、「片付けていいよ」「捨てていいよ」とさらっと言うかもしれません。
けれど、親にとっては、その部屋を見るたびにいろいろ思い出します。
- 朝バタバタしながら学校へ行ったこと
- 机の上が散らかっていたこと
- 友だちの話を聞いたこと
- 受験や部活で頑張っていたこと
物そのものが大事というより、その頃の子どもの姿がそこに残っているように感じるんですよね。
だから、すぐに片付けられなくてもおかしくないと思います。
捨てられないのは、物ではなく思い出かもしれない
子ども部屋を片付けようとすると、「これはもう使わない」と頭では分かっているのに、手が止まるものがあります。
小さい頃の作品、学校のプリント、賞状、写真、使い込んだかばん。
子ども本人にとっては過去のものでも、親にとっては、毎日ご飯を作って、送り出して、心配して、見守ってきた時間そのものに見えることがあります。
「捨てられない自分は片付けが苦手なのかな」と思わなくても大丈夫です。
それだけ長い時間、子どもと一緒に暮らしてきたということだと思います。
まずは全部片付けようとしない
子ども部屋を片付けるとき、最初から「全部空っぽにしよう」と思うと、気持ちがしんどくなります。
特に、子育てが一段落したばかりの頃は、部屋を見るだけで寂しくなることもあります。
そんな時は、いきなり大がかりに片付けなくてもいいと思います。
- 床に出ているものだけ戻す
- 明らかなゴミだけ捨てる
- ほこりを取って風を通す
- 思い出のものは一つの箱にまとめる
このくらいからで十分です。
部屋をすぐに変えようとするより、少しずつ見慣れていく時間も必要なのかもしれません。
残すもの・写真に撮るもの・確認するものに分ける
子ども部屋のものは、いきなり「捨てる・捨てない」で考えると迷いやすいです。
私は、次のように分けて考えると気持ちがラクになると思います。
残すもの
賞状、手紙、写真、どうしても見ると気持ちが温かくなるものは、無理に捨てなくていいと思います。
ただ、量が多いと後で見返すのも大変なので、「この箱に入る分だけ」と決めると残しやすくなります。
写真に撮るもの
工作や大きな作品、かさばる学校用品は、写真に撮って残す方法もあります。
物は手放しても、写真で見返せるだけで気持ちが落ち着くことがあります。
子どもに確認するもの
アルバム、部活の道具、趣味のもの、思い出の服などは、親が判断しにくいものです。
子どもが「いらない」と言っていても、あとで気が変わることもあります。
迷うものは、写真を送って「これはどうする?」と聞くか、帰ってきた時に一緒に確認すると安心です。
子ども部屋を今の暮らしに合わせて使う
子ども部屋を片付けるというと、少し寂しい響きがあります。
でも、子どもが巣立った後の部屋は、親の暮らしを助ける場所にもなります。
- 洗濯物をたたむ場所
- 季節の服を置く場所
- 来客用の部屋
- 趣味や読書の部屋
- 子どもが帰省した時に休める場所
全部を変えてしまう必要はありません。
思い出のものを少し残しながら、今の暮らしで使いやすい部屋にしていく。そんな片付け方でもいいと思います。
親の気持ちが追いつくまで、ゆっくりでいい
子どもが巣立つと、親の暮らしも少しずつ変わります。
食事の量、洗濯物の量、家の中の音、休日の過ごし方。
子ども部屋の片付けは、物を整理するだけではなく、その変化を受け入れていく時間でもあるのかもしれません。
だから、子どもが「捨てていいよ」と言っても、親の気持ちが追いつかないなら、少し待ってもいいと思います。
一度に片付けなくていい。
捨てられないものがあってもいい。
ただ、部屋の空気を入れ替えたり、思い出を箱にまとめたりしながら、少しずつ今の暮らしに合う形にしていけたらいいですね。
まとめ
子どもが巣立った後の子ども部屋は、すぐにきれいに片付けなくても大丈夫だと思います。
子どもはあっさり「捨てていいよ」と言っても、親にとっては思い出が詰まった部屋です。
- まずは全部片付けようとしない
- 残すもの、写真に撮るもの、確認するものに分ける
- 思い出のものは箱に入る分だけ残す
- 子どもに確認するものは無理に捨てない
- 部屋を今の暮らしに合わせて少しずつ使う
片付けは、親の気持ちが追いついてからでも遅くありません。
思い出を大事にしながら、これからの暮らしに合う部屋へ、少しずつ見直していけたらいいですね。
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